文学系女子が一部上場IT企業で〇〇になるまで

「もう無理!会社やめる!」と思った文系女子エンジニアの皆さま、ちょっと待って!

未経験採用でSEデビュー(初日)

新聞折り込みの求人で知った地元の零細企業。
面接に行くと、事務所には社長一人で30人いるはずの従業員はゼロ。客先常駐ドナドナ派遣のシステムを知らなかったので、その社長から直接説明受ける。
「へー、いろんな会社に行けて(入り込めて)楽しそうだなー」と言うのが率直な感想で、このシステムがいろいろ問題なのに気づくのはもうちょっと先の話です。

面接では、基本情報試験の勉強はじめたこととかアピールしてたのに全く聞いてなくて、八割雑談。そして「△△高校出身なの?何回生?僕は○回生だよ!明日からおいで」てな具合で社長と高校同じだったおかげで即採用されましたw。

翌日出勤すると、新卒の女の子がぽつんと一人。
「社長は営業に行っちゃったんで。VisualStudioインストールするようにとのことです。わからないことあったら私に聞いてくださいね!」

専門卒の二十歳くらいのお姉さん(Aさん)。このとき6月だったので新卒入社して二ヶ月目。エンジニア目指して一ヶ月でPerlできるようになったとのこと。
おお、頼もしいじゃん、と思ったのは最初だけで、インストールで何度か質問したら「わかんないです!」ってその都度返された…。

Aさんは電話番が今日の仕事だそうで、客先には出ないのか聞くと、今社長が私の仕事取りに行ってる、と。
ああ、仕事って入ってくるものじゃなくて取りに行くものなんだな、営業って大変。…あれ?社長が営業???。

Aさんはお茶入れてくれたり、化粧してみたり、マインスイーパーやったり、暇そう。私もインストール終わってやることなくて、ボーッとしてたら昼過ぎに社長帰社。

社長「終わった?なんかプログラム書いてみた?」
私「は?」
社長「基本情報受けるならC言語はちょっとやってるでしょう?」
私「Javaなら少し(って昨日面接で言ったよなあ)…」
社長「君もJavaかあ。Cできないと仕事ないぞ」
私「webやりたいんで(って昨日面接で言ったよなあ)…」
社長「webなんてオモチャだぞ、はははw(失笑)じゃあ明日はEclipseのインストールな。」

初日終了